今思い返すと、10代〜20代は思い悩みながら、紆余曲折を経て今があるのだと改めて思います。誰しも大人は、子どもから大人になることを、自分自身が体験してきたはずなのですが、どうやればうまくいくのかということは誰も答えを持っていないのかもしれません。私自身、大学時代は、留年も経験しましたし、様々な状況から新卒の就職活動もまともにしていないんですね。20代半ばに差し掛かった頃、ご縁から、一緒に事業を手伝ってくれないか、というお話を頂き、フィットアカデミーの前進となる事業と個別指導塾を立ち上げることになったんです。
もともと、私は、人と関わるのが好きでした。うまく言葉になりませんが、人との繋がりや縁、心が通った瞬間というのはとても素晴らしいと思うんです。そのことが、今のこの事業や仕事とうまくマッチしたのではないかと思います。教育の仕事は、人として、身近な大人として、最低限の信頼がなければ成り立たない仕事です。私が大切にしていることは、当たり前にはなりますが、親御さんとも子どもたちとも「正直に嘘をつかず、本音でお話すること」です。まずは私自身が「信じること」。そして相手からも「信じてもらえる」関係性を大切にしたいのです。そのためには、話を聞くことが大切です。どんな気持ちで、なにを考えてるか。どんなこと好きで、いつも何しているか。どんなことに興味や好奇心があるのか。誰よりもそれを知っている存在になることが、信頼に繋がると考えています。
創業して15年。今の夢は「フィットアカデミーの同窓会がしたい」ということ。15年前、中学生だった子どもたちは、今ではもう立派な社会人になっています。ただ勉強するための塾ではなく、人のつながりが生まれる塾にしたいんです。小〜高の大切な時代を、学校に関わらずつきあえるのが塾。同じエリアで育った同世代として、お酒を飲んで語ったり、子育ての相談を気軽に話したり、仕事の面白さを話したり。私たちが向き合った子どもたちひとりひとりが育ち、人と人とが信じてつながる教育を通じて、地域や社会、世の中に貢献していきたいと願っています。
これまでの道のり
- 2005年1月 地域密着型の個別指導塾「フィットアカデミー」の立ち上げ 教室長として勤務
- 2007年4月 校舎数が10校舎を超える。塾長として各校舎のマネジメントを行う。
- 2012年4月 活躍 採用やTVCMなどPR活動など担当。